心も消える


僕の考え方では、心も死ぬ、ということです。母の介護をしていてそう思うようになりました。よく人は、「天国
の何々さんが見守ってくれてる」というが、母は、いろんな認識能力が衰弱しています。記憶力も衰えていま
す。ある人は、「天国には思い出だけしか持っていけない」といわれますがその思い出も脳の記憶機能で成
立してるわけで、その機能が失われたら、「思い出」さえも消滅するのだと思います。最後に残るのは、魂だ
けで、物も思い出も天国に持っていけない、、、寂しいけれど。人間の核なる魂だけが、大いなる何かに還っ
ていくのだと思います。

「人は独りで、生まれて独りで逝くけど、儚いこの時間、一緒にいようよ♪」上原ひろみ&矢野顕子




2018年 11月1日  加藤 K記